シュトーレンとは - クリスマスを彩る魅力と食べ方 - カゴノオト
シュトーレンはクリスマスを迎える4週間前から一切れずつ食べ始める習わしのあるドイツ発祥の伝統的なお菓子です。
バターやナッツ、ドライフルーツが贅沢に使われ、ラム酒が効いているので時間が経つにつれ生地に素材の味がなじんでおいしくなって「昨日より今日、今日より明日」と味の変化を楽しみながらクリスマスまでの時間を楽しむお菓子です。
ドイツではそれぞれの家庭に伝わるレシピがあって、バターやスパイス、ドライフルーツの分量も違い家庭ごとに受けつがれる伝統の味があるそうです。
1年の終わりに家族で食卓を囲みながら「お母さんのシュトーレンは今年もおいしいな」と思えるのもクリスマスの時期に食べるシュトーレンならでは。
近年日本でシュトーレンが静かに広まってきた背景には、作る人食べる人の大事な思い出が詰まっている特別なお菓子という理由もあるのかもしれません。
カゴノオトのシュトーレンは1年をかけて、その時期ごとの素材を集めながら作っています。
クリスマスの時期に「1年間おつかれさま」「ありがとう」「来年もよろしく」という気持ちを伝え合うお手伝いができれば幸いです。
シュトーレンの呼び名
シュトーレンには色んな呼び名があります。
「シュトレン」
「シュトーレン」
「シュトリーツェル」
「シットヒェン」
「クリストブロート」
など。
ドイツは中世の頃から各地で独特な文化を発展させてきたので、シュトーレンもその地域ならではのものを使って作られていて呼び名もさまざまです。
東西ドイツが分かれていた時代には、物資のある西ドイツから東ドイツに住む親戚にクリスマス前にレーズンなどを送って、お返しに東ドイツから西ドイツへシュトーレンを送っていたというご家庭がたくさんあったそうです。
名前の由来も様々あります。
幼子イエスを抱いていたおくるみに形が似ていることからきた説やシュトーレンの独特な形がトンネルの「坑道」に似ていたことからきた説、ドイツのバイエルン州では昔から楕円形の大きなパンのことを「シュトレン」と呼んでいて、シュトーレンがもともとはバターやドライフルーツなどのリッチな素材の入らない素朴なパンのようなものだった事から、楕円形の形からシュトレンと呼ばれるようになった説などなど。
シュトーレンの名前がいろいろあったり、名前の由来に色んな説があるのも古くから愛されてきたお菓子の証なのだなと思います。
クリスマス・マルクト(マーケット)
シュトーレン発祥の地ドイツのドレスデンでは、西暦1500年頃から続いているドイツ最古のクリスマスマーケットがあります。広場にはクリスマスをモチーフにした巨大なピラミッドがそびえ立ち、クリスマスデコレーションをほどこされた屋台が並びます。
1番の目玉は巨大シュトーレンを乗せた山車でドレスデンにあるいくつもの工房が焼き上げたシュトーレンを集めては積み上げて長さ3.5m、幅1.5m、高さ1mの巨大シュトーレンが作られドレスデンの街を行進するそうです。
気温がマイナス0℃を下回る日もあるドイツの冬を温かく彩るマーケットです。
シュトーレンの食べ方、楽しみ方
クリスマスを迎える前の4週間を「アドベント」といい、その時期からクリスマスを心待ちにしながら食べ始める習わしがあり、少しずつスライスして食べていきます。
おやつの時間にコーヒーや紅茶とあわせてもおいしいですし、お酒との相性もよいので赤ワインと一緒に召し上がるのもおススメです。
最近では友達同士でそれぞれの買ったシュトーレンを持ち寄って食べる「シュトーレンパーティー」を企画するなど、思い思いの楽しみ方をする方も増えています。
カゴノオトは、季節ごとに四万十で毎月採れる12種類のフレッシュな果物や野菜を使い、1年かけてシュトーレンづくりをしています。
地域の生産者さんたちが育てた果物を直接仕入れるところから始まり、12種類の果物の個性を引き出すために、細部にわたる加工にこだわっています。
四万十の1年分の素材をまとめて焼き上げたシュトーレン。
日が経つごとに熟成が進むので、味の変化を楽しみながらお召し上がりいただけます。
1年かけた四万十 の旬でつくる シュトーレン 商品ページ |
いちごと金柑の チョコレート シュトーレン 商品ページ |
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春の旬でつくる いちごシュトーレン 商品ページ |
夏の旬でつくる 冷たいシュトーレン 商品ページ |
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「カゴノオト前成照」のシュトーレンの楽しみ方日誌YouTube
カゴノオト前が日々のシュトーレンにまつわる豆知識や、シュトーレンをつくる中で感じることやつくる時のポイントなどお話してます。
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