土佐の保存食×シュトーレン-MAIL MAGAZINE vol.172-
土佐の保存食×シュトーレン
カゴノオトのお店のあるあたりは、田んぼと畑に囲まれたのどかな風景が広がっています。
帰り道にいつも通る道には、近くでお野菜や野草茶を生産している農家の恵子さんの田んぼがあります。
農作業をしている恵子さんご夫妻と、行き帰りにちょっとした会話を交わすのが、カゴノオトスタッフのいつもの日常です。
年末から1月にかけて、恵子さんの田んぼには仮設の台が設置され、網の上に干し芋が干されています。
といっても、気温が低く、いいお天気の日中に干されて、夕方には作業場に仕舞われていくので、毎日通っていても、干し芋が干されている様子を見ることはなかなかありません。
お天気と気温を見ながら、出したり仕舞ったり。
干し芋は、それはそれは手間隙のかかる、作り手の愛情がたっぷり込められた、昔ながらの土佐の保存食です。
そんな干し芋を、カゴノオトの1年かけた四万十の旬でつくるシュトーレンに使わせてもらっています。
ラム酒に漬けて保存することで、風味が良くなり、まろやかさが生まれます。
シュトーレンの中に入っている干し芋は、ラム酒の風味も相まって、店主の前曰く、「シュトーレンの大きな土台を作ってくれているような」感じ。
カゴノオトのすぐそばで四季を通じて栽培・加工されている干し芋。
今年のシュトーレンにも大事に使わせてもらいます。
1年かけた四万十の旬でつくるシュトーレン ご注文はこちらをクリック
2024年2月10日