シュトーレンの楽しみ方日誌12~干し芋について~
こんにちは、前です。
クリスマスまであと73日。
今日もシュトーレンの楽しみ方についてお伝えしていきますね。
今回はカゴノオトのシュトーレンに入っている「干し芋」について。
これまで色んなシュトーレンを食べてきましたが、シュトーレンに干し芋が入っていたことは1度もありませんでした(笑)
僕も高知に引っ越してくるまでは干し芋のことを知りませんでしたが、四万十町のある高知県西部では昔から作られていたそうで、お芋特有のやわらかな甘さがあって、おじいさまおばあさま世代の方が幼い頃は贅沢なお菓子として食べてらっしゃったそうです。
その干し芋はカゴノオトからすぐ近くの農家さん、中嶋さんご夫婦が冬場に大鍋に入れ薪でじっくりと茹で上げ、天日と風で乾燥させて作られています。
茹でる前に芋の皮を剥く作業があるのですが「そこでしっかりと厚めに皮を剥くのがポイントよ」と教えて下さって皮の剥き方が薄いと仕上がりが黒くなってしまう事もあるそうで、丁寧に丁寧に皮を剥いて茹でてらっしゃいます。
そうして茹で上げた芋をあつあつの状態の時に丸く形を整えるのが中嶋さんならではの作り方。そうすることでほっくりとした仕上がりになるそうです。
カゴノオトではその干し芋をラム酒に漬け込んだものを使ってシュトーレンを作っています。
特有の柔らかな甘みとラムの香りが合わさるとなんとも言えないおいしさになってそれがシュトーレンの味のベースを作ってくれます。
今回は干し芋についてお伝えしました。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
また明日も書いていきますね。
2023年10月14日