シュトーレンの楽しみ方日誌9~スパイスが運んでくれるもの~
こんにちは、前です。
クリスマスまであと76日。
今日もシュトーレンの楽しみ方についてお伝えしていきますね。
今日はシュトーレンの大事な要素、スパイスについて。
色んなシュトーレンを食べていて思うのですが、シュトーレンには表情があるように思います(また謎な事を言い始めてすみません💦)
シュトーレンの形状や中に入っている具材を顔だとしたら、その印象に大きく影響を与え、味に輪郭を与えたり明るさや軽さを演出してシュトーレンに表情をつけてくれるのがスパイスではないかと思います。
シュトーレンにとってスパイスの存在感は大きく、どちらかというと後から思い出すのはシュトーレンそのものより、スパイスの香りだったり余韻だったりします。
カゴノオトの1年かけて作るシュトーレンにはシナモンやカルダモン、クローブなどのいわゆるスパイスは使っていませんが、高知に引っ越してきた時に1番お世話になった生産者さん桐島さんが丹精込めて育てた生姜をたくさん使っています。
四万十川沿いの小高い畑の上ですくすく育つ生姜の姿と四万十川の景色は東京から四万十に移住してきた自分たちにとっては宝物のような風景で、今でも生姜を見るたびに思い出します。
そんな生姜は優しくも厳しい辛みでシュトーレンの味のベースを作ってくれています。
スパイスのトロピカルな香りは異国の風を運んでくれる存在でもありますし、カゴノオトのシュトーレンにとって生姜は四万十の風景を運んでくれる象徴的な存在です。
カゴノオトのシュトーレンで四万十の景色を感じてもらえたら嬉しいです。
今回はスパイスが運んでくれるものと題してお届けしました。
また明日もシュトーレンの楽しみ方についてお伝えしていきますね。
最後まで読んで下さってありがとうございました!
また明日。
2023年10月11日