シュトーレンの歴史と保存
シュトーレンの楽しみ方 その4
シュトーレンの歴史は冷蔵庫が生まれる遥か前、西暦10世紀くらいまで遡ります。
その当時はもっとパンに近いものだったようですが、冬の一大イベントクリスマスを迎える冬の間、長期間保存できるというのは大事な要素でした。
保存性を高めるためにシュトーレンの外側を砂糖や油脂で覆い、生地の中にドライフルーツや砂糖、ナッツを多く入れる事で保存性を高めて、それを冬の間一切れずつ食べる事が家族の時間の楽しみ、心の安らぎにも繋がっていたと思います。
一切れずつ少しずつ食べる事で、断面が空気に触れて味に変化が生まれ、少しずつおいしくなっていくのもシュトーレンならではの特徴だと思います。
2.3日経過するだけでも味の違いが分かるので今年シュトーレンを召し上がる機会があったら、少し時間を置いて食べてみるのもおすすめです。
カゴノオトの前でした。
2023年8月21日