炊き出しのお手伝いに行ってきました
- 先日はぺんぎんほてるのちなっちゃんがやってる炊き出しのお手伝いに行ってきました。
ちなっちゃんが支援をしているのはフェイスブックで知っていましたが、災害が起こった9日から1日も休む事なく支援を続けているというのを聞いて驚きました。
本当に頭の下がる思いがしたのと「何かしたい」と思ってはいるものの実際にどう動いたらいいか分からない時に現場に入ってやり続けてくれてる人の存在はとてもありがたかったです。
炊き出しの準備をしている最中も野菜を使って下さい、とか、手伝いに来ましたという方も来られてさながら個人的に動いている後方支援の窓口になっていました。
その対応をしながらもぺんぎんほてるの通常業務になる宅配弁当の仕事もこなして大量の炊き出しを作る姿は料理の熱気と夏の暑さも相まってその場に居るとテンションが上がってくる独特な現場でした。
用意したのは中華丼とそうめんとおにぎりと冷製カボチャスープを合わせて350食分。
行った所は宇和島市吉田町の奥名公民館で未だに断水が続いていて日常生活を送るのがまだまだ困難な場所でした。
行く途中では道路に土砂が上がっていたり、災害派遣と書かれた自衛隊の車があったり、あちこちで崖崩れをしていたりと災害は現在進行形で続いているように見えました。
- 炊き出しの現場の奥名公民館に到着すると既に沢山の人が来られていて、用意した350食の炊き出しはあっという間に30分くらいで皆さんにお渡しする事が出来ました。
「何時から炊き出しがあります」と住民の方に放送で周知されたり、炊き出しのご飯がスムーズに配れるように導線を整理していた方ご自身も被災されているというのを後で知りました。
新聞や報道、SNSで見聞きする情報だとどうしても自分から遠くなってしまうけど、実際に現地行けてそこの人に会って話しを聞けると個人として受け止められるので見えてくる景色も手応えも随分と違いました。
何かをしたいけど実際にどう動いていいか分からない中でぺんぎんほてるのちなっちゃんの所の炊き出しのお手伝いに行けたのは本当に有り難かったです。
- といっても金銭的にも時間的にも全てを費やして仕事と炊き出しを並行してやり続けるのは個人では限界があるので何らかの形で支援をしたいからちなっちゃんへの寄付を申し出たけど「いや。ほんといいから」と固辞されたけど、寄付を集めようと思いました。
同じ自営業で店をやっている身として少しでも力になれたらと思うので1000円でも500円でもいいので賛同頂けたらご協力お願いします。
メッセージください。
食材や物資のニーズは刻一刻と変わり断水している所では水の支援は有難いし、断水していない所では水の支援は置き場に困る事もあるので、必要なタイミングで食材や物資に化けるお金の支援がいいと判断しました。
今回お手伝いに行ってみて思ったのは原発の心配をせずに支援に入れた事も有り難かったです。
東日本大震災の時はガイガーカウンターを持ちながら支援を続けていたという話を聞いていたので。
もうひとつは新聞、報道などでずーっと気になっていた事に個人として関われたことで気になっていた塊のようなものが少し崩れていきました。
ただ、みんながみんな災害支援で現地に行くのは時間的にも金銭的にも簡単な事ではないし、それが求められているのかは分かりません。
世の中には気になる事や問題は様々あるのでそれに対して一人一人が自分の事として向き合って行く事が大事だなと思いました。
嫌な事があったら嫌だと意思表示をする
自分の好きな事をトコトンやる
怖いと思ってる事に挑戦してみる
思いの丈を歌にする
大地との繋がりを感じるために地面に寝転ぶのもいいし、世界との繋がりを感じるために仕事をするのもいい
ご飯を炊くのも、掃除をするのもいい
一人一人が生活者としてできることをやって日々を刻んで生きていく事もまた求められていると思いました。
話は大きくなってしまったけど、そうやって世界にいい音が響いて世界が少しでもよくなっていったらいいなと思いました。
さて。今日も始まりますね。
2018年7月23日