カゴノオトを始めた理由(前バージョン)
明日がカフェ最終日という段になってカゴノオトを始めた一番の理由を思い出したのでうまく書けるか分かりませんが書いてみます。
前と小清水でそれぞれ理由は違うので今回は前の理由です。
東日本大震災が起こって1番衝撃的だったのは誰も責任を取ろうとしなかった事でした。
原発が爆発し放射能が撒き散らされてもテレビに出てくる賢そうな人達は何かを守るためか必死でその場しのぎの対応を嘘も織り交ぜ繰り返していました。
その酷い対応をしている人達は少なからず自分も所属している「組織」という大きな仕組みの中でコマとしての役割を担っているだけで、その対応の酷さは組織の中で働く自分自身の姿とも重なりました。
組織の中に居れば責任の所在は曖昧になって、何かから守ってもらえるのかもしれないけど、自分に責任がくる働き方をしないと、いくら「原発反対!」というデモに参加しても何も変わらないと思って仕事を辞めて自営業でカゴノオトというお店を始めました。
カゴノオトはカフェとして認知されていたり、お菓子屋さんとして認知されていたり、イベントをやる所と認知されていたり人によって様々かもしれませんが、1番は自分で責任を取れる働き方を模索して今の形になりました。
といいつつも責任を取れる働き方と思って5年半カゴノオトやってきましたが、明日でカフェ営業を終了するので、働き方は絶賛模索中です。
正直ここだけの話自分では「カゴノオトは結構イケてる店だ!」と思っていて今もそれは変わりませんが、カフェを展開していくには伝え方ややり方をもっと工夫する必要があって、そのためには商売をキチンと学ばないと続けて行くのが難しいと感じ、お菓子の販売に専念するという方に舵を切る事で商売の基本を学ぼうと思っています。
そんな選択ができるのも自営業の良いところの気がします。
どんな業態になろうと全ては自分にかかってくるのでしぶとく楽しくやっていきます。
2018年6月29日