シュトーレンを知る旅日記、始めます。
こんにちは。ブログでは初めましてになります。
カゴノオトの刈谷明子です。カゴノオトで、あきちゃんと呼ばれている人と同一人物です。
突然ですが今月からブログで、「シュトーレンを知る旅日記」を始めることになりました。
カゴノオトの看板商品「1年かけた四万十の旬でつくるシュトーレン」を販売するにあたって、
シュトーレンってなに? どんなふうに作られているの? おいしい食べ方は? といった疑問や、
シュトーレンにまつわる豆知識や情報を、私が調べたり、カゴノオトの2人に聞いたりして、
みなさんに共有していこうという企画です。
ただいま、ネットで「シュトーレン」というキーワード検索をしたり、
図書館で参考文献を借りたりして、どんなコンテンツにするか検討中です。
月1は更新できたらいいなと思っています。どうぞどうぞお楽しみに。
今回は、本編に入る前に、カゴノオトと私の関係を簡単に紹介していきます。
私がカゴノオトでお手伝いを始めてから、かれこれ8年ほどになります。
最初は、前さんと小清水さんが四万十町十和地域でカフェをしていた時に、
接客やお菓子の袋詰めなどの作業を始めたのがきっかけです。
同じ地域に住んでいて、共通の知り合いもいたことから、声をかけてもらいました。
カフェで出すお料理の野菜を揚げたり、洗い物をしたり、
ジンジャーマンビスケット(当時は今よりも大きいサイズで、男の子と女の子の2人組が入っていました。)
を袋詰めしたり、時々お店に行っては、手伝いをしていました。
その後、私の上の子の出産でお休みをもらい、子どもが生まれてから、
また袋詰めに行かせてもらうことに。
2人は私が行くといつも、連れていた子どものことを気にかけてくれて、
作業スペースの横に布団を敷いてくれたこともありました。
本格的にシュトーレンに関わったのは、2018年。
小さなお店に、私を含めたバイトの人が何人も集まって、
製造、梱包、発送作業を毎日毎日、行っていました。
この時、前・小清水夫妻と私の子どもが1歳で、
作業をするみなさんの傍ら、子守のバイトに入ったこともありました。
まだ生まれたばかりの赤ちゃんをおんぶして、バイト作業に入っていたお母さんもいました。
その様子は、まるで託児所付きのお菓子屋さん。
本格的な機械や設備が整っていない中、ほとんどが手作業で行われていた
シュトーレンシーズンを終えて、家でシュトーレンを食べる時には
みんなで作業をした時間が思い出され、終えられた安堵感と寂しさに
少し泣きながらシュトーレンを食べたいい思い出があります。
そして、2019年春、カゴノオトは四万十町十和地域から窪川へお引越し。
同じ町内でも、四万十町は淡路島や東京23区よりも広い面積なので、
十和地域から窪川までは車で50分くらいかかります。
私は十和地域在住なので、遠いし、これでお手伝いもおしまいかな、寂しいなと思っていたところ、
引き続き関わってもらいたいとのありがたいお声かけをいただき、
受注のお手伝いをするようになりました。
シュトーレンシーズンには毎日通い、車通勤にも慣れてきました。
ちなみに、通勤中はいつもスマホでラジオニュースを聞きながら運転しています。
(山道なので電波が悪く、つながるラジオ局がとても少ないためスマホアプリが大活躍)
2020年春のコロナ禍では、世の中が大きく変わりました。
カゴノオトも例外ではなく、私の作業もリモートでできないかというアイデアを
2人が考えてくれて、打ち合わせをLINE電話でやりながら、
データをオンラインで共有するなどリモート作業が日常的になりました。
前さんと小清水さんはいつも、相手に寄り添った工夫やアイデアを出してくれます。
余談ですが、コロナ禍での社会の変化によって、
いなかに住む私たちの暮らしがいい方向に変わったことがあります。
オンラインでの講演会やイベント、働き方が日常になったことで、
物理的な距離の制限が以前よりも取り除かれました。
これは、いなかに住む私たちにとって切実に、本当にありがたい恩恵でした。
コロナ禍でいろいろな制限がある中でも、
カゴノオトは和気あいあい。2020年のシュトーレンシーズンには
総勢約25名の方が作業に関わってくださり、無事に完売することができました。
朝のミーティングは毎日、近況報告から始まって、それぞれの身近な出来事や報告に
笑いあったり驚いたりしながら、1日が始まっています。
2021年3月27日