小夏の「渡辺農園」さんのところへ行ってきました。ーシュトーレン2020ー
こんにちは。
小清水です。今回は、シュトーレン2020の中に入る小夏のレポートです。
小夏は高知では、文旦の時期が終わるころに出てくる柑橘です。日向夏とも呼ばれます。
黄色くて文旦より少し小ぶりです。
行ってきたのは、四万十川の下流。カゴノオトから海岸沿いをずっと走ります。
四万十町の隣町、四万十市の竹島。渡辺農園さんを訪ねました。
こちらが渡辺さんご夫婦。
渡辺農園さんは文旦、小夏、みかん、ゆずを育てる柑橘農家さんです。
その面積は4ヘクタール。約東京ドーム1個分と同じだそうです。すごい面積・・・。。
おじゃますると文旦と小夏を切って出してくださいました。
どちらもみずみずしくてとってもおいしい!プチプチとひとつひとつのサクの粒が弾けます。
コンテナに座ってお話うかがいました。
旦那さんの一朗さんはJAの職員さんとして働いてこられたそうです。お母様が体調をこわされたことをきっかけにJAを辞め、お父さんのやっていらした柑橘農家となり、その後、開発中の国営農地だったところの四万十市竹島に入植されたそうです。
入植されたということは柑橘の苗を植えるところから始まる。植えてからすぐには実がならないので、しばらくは収入にならない。そんな時期を超えて、少しずつ種類と数を増やしていき、今の種類と数になったんだそう。
奥様の訓子さんは農林水産省で働いておられ、いつかは一緒に農業をするということを考えていたそうで、7年前にお仕事を辞め、今は一緒に農業をされています。「ずっと農業関係の仕事していたけど、まさか自分が農業することになるとは思いもしなかった」と笑いながらお話されていたのが印象的でした。
では、小夏の畑に移動しましょう。
小夏畑の前には飼い犬のポポちゃん。いつも渡辺さんご夫婦といっしょに毎日この畑へ出勤してくるのだとか。
ここが小夏畑です。
小夏はこのように全て袋がかかっていました。
袋は①保温のため、木にトゲがあるので②傷がつかないようにするため③汚れがつかないようにの理由からかけるのだと教えてもらいました。
小夏の畑は約10アール。1反。この畑になっている小夏は約30000個。どんなに頑張っても1日1000個から1500個しかかけられないんだそうでその時はお手伝いの方々総出で袋をかけていくのだそうなのですが、大変、手間のかかるお仕事ですね。
訓子さんが袋に入っている小夏をとって見せてくれました。きれいな小夏!!が出てきました。
小夏の花がつぼみになるのは5月の連休のあたり。
それから実がついて小夏が採れるのは4月。
長い時間をかけて小夏は実になっていくんですね。
畑を見せてもらっている片隅ではポポちゃんがのんびり。
気持ちよさそうにまどろんでいます。
畑の周りはこんな景色。空が広くて気持ちがいいところでした。
貴重なお時間をもらって見せていただき、お話をうかがいました。
これから小夏の収穫がはじまっていきます。
私たちも仕入れさせてもらってシュトーレンの小夏仕込みも来月から開始していきます。
動画でもお伝えしていますので、以下のyoutubeもご覧ください。
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2020年4月3日