いい時間の訪れが告げられた日

2月18日高知市内の竹林寺境内で行われたダンスセッションに参加してきました。
踊り手4名、演奏者4名がほぼ初対面の「はじめまして」から始まった今回のダンスセッションは柿崎麻莉子さんという踊り手さんとの交流から生まれた企画でした。


竹林寺の境内に生える大きな木の下に用意された舞台を老若男女やお遍路さん、二十数名の方が囲んで観覧されてる中、柔らかな陽射しを受けて静かにダンスが始まりました。
踊り手の息遣い、話す声、木の音、カラスの声、縮まる身体、お遍路さんの鈴の音、砂利を踏む音、伸びる足、三味線の旋律、ジャンベの振動、地を這う手、土の歌、口笛、無音。
時間にして1間程の舞台はほぼ即興で、何処に向かうか分からない緊張感は時にほぐれ、時に絡まってその日その時にしか生まれない場を形作っていきました。
演奏しながらも舞台に引き込まれて、踊りを浴び、自然を浴び、場に共鳴するような不思議な時間となりました。
面白い場に参加させてもらって有難いなぁ、と思うと同時に、自らを開いて、場を開いていくバトンを渡されたようにも思う時間になりました。

2017年2月20日

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