山塩小僧小僧ショートブレッドが出来るまで。

カゴノオトでは沢山の種類の焼菓子を作っています。

ひとつひとつの焼菓子にも背景や思い入れがあって、今回は塩小僧ショートブレッドの紹介をします。

 

 

この山塩小僧ショートブレッドは「天日塩」という、太陽の光を使って乾かした塩を使っていて、カゴノオトから四万十川の上流に向かって車で20分くらい走った山あいで作られています。

以前は田んぼだった所にハウスを建てて、天日塩を作ってらっしゃっていて、その天日塩の名前が「土佐の山塩小僧」

 
山あいで作ると山に太陽の光を遮られて日照時間が少なく乾燥させるのに時間がかかって大変だそうですが、その分塩を
ゆっくり作れるというメリットもあるそうです。
写真は始めに海水を乾燥させるための施設で、屋根と壁は光を通して温度を上げるためにビニールで出来ていました。
海水をシャワーで噴霧して水分を蒸発させて海水の
塩分濃度を上げていくそうです。
 
ある程度まで塩分濃度を上げたら隣の施設に移動させるそうで、写真がその隣の施設。

 

こちらも水分を蒸発させるためビニールハウスで出来ていて夏場は室温が60度を越えるそうです。
海水は専用の枠の中に入れ、何度も何度もかき混ぜて乾燥させて塩を結晶化させていくそうです。

 

こちらが結晶化して出来上がった天日塩。

ゆっくり作られているからか塩辛さの中に甘みも感じられて、料理にもお菓子にもぴったりです。

この塩を使わせてもらって何度も試作を繰り返して「山塩小僧ショートブレッド」が出来上がりました。

ザクザクホロホロの食感も美味しい、山塩小僧ショートブレッドのご紹介でした。

 

 

2017年1月26日

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