引っ越してびっくりした事3つ

東京から四万十に引っ越して驚いた事が3つあります。
ひとつ目は「自分で直す」
引っ越してすぐの頃に家の下水の配管が壊れてしまったので近くの人に相談に行くと、立派な工具を携えて他の近所の方も呼んで来て下さいました。
そして壊れた箇所を見ながら何かワイワイ話して作業されてる内に壊れた所見事を直していかれました。
僕は頭から「専門の業者を呼ばないと直らない」と思っていたので、そこらへんの人が直してしまった事にびっくりしました。
2つ目は「自給他足」
昔は車もスーパーも無いし簡単に食べ物を買う事も出来なかったと思うので、自分の暮らす集落の方は基本的に畑をされていて、野菜を育ててらっしゃいます。
野菜は時期になると大量に出来るので、瞬間的に食料自給率が200〜300%になる事も多々あるし、沢山作って人にあげるのを楽しみにしてる方も多くいらっしゃって、日々野菜を大量に頂きます。
東京で暮らしていた頃は全て買っていた野菜が、自給自足をはるかに超えて「野菜ギフト」として集落を行き交う光景に新鮮な驚きがありました。
3つ目は「酒が強い」
高知の人はお酒好きというのは何となく知っていましたが宴会での「返杯」というシステムには度肝を抜かれました。
引っ越して初めて参加した地域の宴会は花見で、桜の木の下に長机が幾つも並び沢山の料理に囲まれて宴会が始まりました。

その宴会でそこの地域で行われてる「返杯(へんぱい)」というお酒の飲み方を教わりました。
相手が空にしたグラスを渡してくれ、その空のグラスに注がれたビール飲み干して、グラスを空にして相手に返す、というものでした。
文字にすると簡単ですが、実際にやると大変で、引っ越したばかりだったので挨拶を兼ねて宴会に来られてる30人くらいの方の所を回ろうとグラスとビール瓶を持って回ったのですが最初の5人目くらいまでしか記憶になく、気付いたら桜の木の下の砂利で寝てました。
宴会は最初の頃は静かに始まりますが、30分くらい経つとそこかしこで手がニョキニョキと伸び始め返杯が始まってヒートアップしていき、話し声と笑い声の喧騒に包まれます。
それでも次の日は皆んなケロっと畑仕事したり、普通に出勤してるのでホント恐るべしだなと、思いました。
四万十に引っ越してびっくりした事3つでした。


2017年1月13日