【カゴノオトのシュトーレンが生まれた背景 その2】
こんにちは。カゴノオトの前です。
今日もカゴノオトのシュトーレンの生まれた背景について書いていきますね。
カゴノオトのシュトーレンの生まれた遠くて大きなきっかけは2011年に起こった東日本大震災でした。
その時、僕は東京のホテルでコックさんとして働いていましたが、東京は電気も止まり、電車も止まり、スーパーやコンビニからは食べものが消え、情報は錯綜して僕自身恐怖でパニックになりました。
さながらコロナ禍で世界の景色が一変したように、東日本大震災はこれまでの価値観を揺さぶられるような衝撃的な出来事でした。
パニックの中、衝撃に揺さぶられながらも思ったことは生き延びるためには「自分の手で漕ぎ出す事」が必要で、そのためには仕事を辞めなければなりませんでした。小さくてもいいから今から漕ぐ準備をしておかないとまた何かあったときに誰かのせいにしてしまう。
そう思い「生きる力をつけるよう!」と微かなつてを辿って夫婦で四万十町に引っ越しました。
そうして出会う四万十の雄大な景色、その中で育つ果物はとびきりおいしくて、その時に感じた躍動感、土地の持つ力強さが今のシュトーレンを作るきっかけになっています。
東日本大震災があったからこそ動いて、出会えた土地の生命力もカゴノオトのシュトーレンには入っています。
また次回もシュトーレンの背景をお伝えしていきますね。
読んでくださってありがとうございました!
2024年9月22日