カルマと四万十

東京に暮らしていた頃、中野の「カルマ」というお店によく行っていました。



そのカルマのオーナー「丸さん」の独特な魅力にお店にはいつも面白い人が沢山集まっていました。
中野で34年続いたカルマは物件の事情で閉店してしまいましたが「旅する星カルマ」として生まれ変わって先日は尾道の向島という所で出店をしていて、それに同行していた友達が四万十に足を伸ばして遊びに来てくれました。
そんなに言葉を交わした事はありませんでしたが、あのカルマの空気感を共有していたからか、懐かしい安心感と共に色んな話をしました。
写真はカゴノオトの近くにある「三島の沈下橋」の上で。


出発間際で時間がなく急ぎ足でしたが、沈下橋と列車の橋が同じ場所にかかっている絶好の撮影スポット。
時期になると鉄道好きの人が大きなカメラを構えて1日7本しか通らない列車と沈下橋のツーショット写真を撮ろうと待ち構えてらっしゃいます。
 
そして駅までお見送り。
 
土佐昭和駅。
カゴノオトはこの駅から徒歩2.3分の所にあります。
無人駅でこの坂道を登った所に駅があります。


坂道登って駅からの眺め。
晴れてよかった。
少し待ったら。
汽車も来ました。
無人駅なのでホームでお見送り出来るのもよい所。
そして今回の列車はなぜかカッパ押しでした。
土佐昭和駅から窪川駅までは四万十川を縫うように走っていきトンネルを通過する度に景色も変わって乗ってて楽しい眺めのいい路線です。
そして出発。
普段自分達が暮らしていると何気無い景色も、遠くから来てくれた友達と改めて眺めてみると発見があって面白かったです。
「夜が暗い」事も
「静かな」事も
「人が居ない」事も
「コンビニが無い」事も
そして「川がある」事も。
遠くから来てくれる人は違った視点をもたらしてくれるので有難いなと思いました。
「カルマ」の景色を共有した人と「四万十」の景色の中で再会出来たのも面白い体験でした。

2016年11月2日

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