シュトーレン解剖博覧会、無事開催しました!

6月9日のシュトーレン解剖博覧会はお客さま、ボランティアスタッフとして関わって下さった方含め総勢50名の方が日曜日の大手町にお越し下さいました。

解剖博覧会と題して解剖したのはシュトーレンに留まらず、カゴノオトの足跡、自分たち自身のこれまでの歩みで、3時間のイベントの冒頭30分は自分たちの半生を振り返っていきました。

 

シュトーレンを作る以前、カゴノオトを始めるもっと前から、僕と小清水それぞれが抱えていたものの中に「生きづらさ」というのもありました。

僕の場合は田舎の長男、跡取りとして育つも家に戻っていないこと、小清水の場合は時間が分からず約束の時間に遅れたくないのにどうしても間に合わないということ。

外見からは分かりにくいそれらの問題は本人の中では大きなテーマで、それらを何とかしようと、仕事を辞めて高知に引っ越し、カゴノオトを始めては壁にぶつかり、つまずきながらも進んできたのだと思います。

 

カゴノオトの理念の中に「出来ても出来なくても認められる社会に貢献する」というのがあるのですが、一番認められたい社会になって欲しいのは自分たちなのだと気づきました。

 

自分たちの足跡を振り返った後はシュトーレンに入る12種類の四万十素材の内の7種類を食べて頂く試食の時間。
ひとつひとつの素材に生産者さんがいらっしゃり、どんな風に育っているか、どんな方が育てているか、そしてカゴノオトではどんな加工をしているかをひとつひとつスライドと動画を交えてご紹介しました。

 

生産者さんにとってはいつもの光景に見える景色も、実際に行かせてもらうと「こんな事になってたんですね、、」と思う事しきりで、それを参加して下さる方にお伝えでれきばと思っていました。

もう一つは現場に行かせてもらった自分たちがどんなやり方で素材ひとつひとつを加工し、1年かけて作るシュトーレンに向き合っているか、それを伝えしたいと思っていました。

 

1年分の時間が詰まったシュトーレンには「1年間おつかれさま」「来年もよろしく」という気持ちが詰まっているので、そんなシュトーレンがある事を一人でも多くの方に知って頂けたら嬉しいなと思いながらお話ししていました。

 

 

その後は3種類のシュトーレンの食べ比べタイム。
チョコシュトーレン、いちごのシュトーレン、1年かけたシュトーレンは2種あって熟成したものと作って1か月のものを食べ比べして頂きました。

作り方も素材も違うシュトーレンを楽しんで頂きながら、イベントの感想もお聞きする時間にもなりました。

その後は休憩を挟んで賞品付きのクイズの時間。
クイズのナビゲーターはいつもシュトーレンホリデーでお世話になってるMitzさんで、スマートフォンでQRコードを読み込んで参加するタイプのクイズを用意してくれました。

カゴノオトでの文旦の仕込みの方法、小清水のシュトーレンとの出会い、シュトーレンを発送する時に気をつけてる事などをお題にしてクイズをしました。

スマホで読み込んで参加するとスクリーンにニックネームを入れた自分の分身が映し出されるので、それを見ながらのクイズは臨場感があって盛り上がりました。

3時間と長丁場でしたが始まったらあっという間の時間でした。

 

当日の会場となった「SPACES大手町ビル」は地域の小さなお店を応援しようと、休みの日にも関わらず場所を提供してくださって、そのおかげで素敵な空間にみなさんをお迎えする事ができました。

イベントのお手伝いは関東在住の知り合いの方や、お客さま、昔からの友人に関わってもらい、会場設営や販売、シュトーレンの提供や会場の片付けまでサポートしてもらいました。

 

イベントの企画立案から当日は司会を担当して下さったのは春日井製菓の原さんで、当日もきめ細やかな気配りで会場を温かく楽しい場にしてくださってました

初の試みで不安もたくさんありましたが、無事開催できた事に感謝の気持ちでいっぱいです。

最後は参加者のみなさんと記念撮影をしておしまいとなりました。

お越し下さったみなさま、関わって下さったみなさま、心を寄せて下さったみなさまありがとうございました!!

2024年6月17日

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