カゴノオトをやりながら大事にしてきたもの
こんにちは、前です。
今日はこれまでのカゴノオトのお話を。
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四万十でカゴノオトというカフェを始めたのが2012年の12月。
それから今まで、イベント出店、昼のカフェ営業、夜のレストラン営業、お菓子作り、ライブやワークショップ、お話し会や芸術祭など色んな事をやってきました。
カフェという「場」がある事で色んな事を試せて、背景も年代も違う色んな方とお会いする事ができました。
そうやってカフェをやりながらも
手がかかる
ゆっくり
弱さ
違い
生きづらさ
これらの言葉が纏う独特な魅力が気になって、それを大事にしながら、時にそれに助けられながらカフェを続けてきました。
カフェはやりがいもあって楽しいし、色んな可能性を持った場所ですが、自分たちのやり方では生活を成り立たせていくのが難しく2018年6月にカフェを辞め、稼ぐ方に舵を切りました。
カフェを辞めた事で上に書いたようなこれまで自分たちが大事にしてきたものを否定した気がしてずーっと気になっていました。
もう、ずーーーーーっと。
そうやってずーっと気になりながらもシュトーレン作業が始まり、怒涛の11月12月が始まりました。
慌ただしい怒涛の日々を走り続ける中、これまでカフェに来てくれていたお客さんにシュトーレン製造のアルバイトに入ってもらったり、カフェの時に出会ったお客さんがシュトーレンを買って下さったり、と、これまでの繋がりのある方に支えてもらって11月12月を何とか走り抜ける事が出来ました。
アルバイトに入ってもらった方に「2人が一所懸命商売してる姿を見て私も頑張ろうと思った」と言ってもらったり、去年シュトーレンを買って下さった方からもたくさん注文を頂いたりしたことで、商売に打ち込む事、稼ぐ事は必ずしも自分たちが大事にしてきたものを否定するものではなく、これまでの繋がりを大事にしながら商売としてきちんと成り立たせる工夫と覚悟が必要なんだなと思いました。
これからも形を変えつつ、弱さや生きづらさも大事にしながら、商売に励んでいきます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
2019年1月12日