文旦のピールと果実を仕込む-MAIL MAGAZINE vol.181-
爽やかな香りとプリプリの果実・文旦の仕込み進んでいます。
こんにちは。カゴノオトのあきです。
暖かい日が続き、桜の花が一気に咲き始めました。
四万十川沿いの桜並木と青い空のコントラスト、鶯の鳴き声が春本番を告げています。
カゴノオトの工房では、「1年かけた四万十の旬でつくるシュトーレン」の仕込みが進んでいます。
3月の果物は、高知を代表する柑橘、文旦です。
文旦は大人のこぶし2つ分くらいの大きさで、黄色く分厚い皮に包まれています。
苦味のある分厚い皮と薄皮をむくと、プリプリの果実が見えてきます。
爽やかな香りとジューシーな果汁がおいしい文旦、高知の食卓ではお馴染みの果物です。
この季節になると、文旦が10個〜20個入った大きなビニール袋ごと、日曜市や産直市、スーパーなどで売られています。
カゴノオトでは毎年、四万十市にある渡辺農園さん(写真下)から文旦を買わせてもらっています。
今年は、分厚い皮をピールにするために、70度のお湯で何度も煮こぼして苦味をとり、砂糖と文旦シロップで煮ふくめて乾燥させ、大きめのピールに仕上げました。
果実の部分は、文旦シロップと一緒に軽く火を通して、セミドライに。
文旦ピールと果実を合わせて保存し、「1年かけた四万十の旬でつくるシュトーレン」の製造が始まる時期まで寝かせていきます。
「ごろっと大きめのピールと果実を合わせることで、シュトーレンの中の柑橘の酸味と文旦の香りを楽しんでほしいです」とカゴノオトの前。
5月には、渡辺農園さんに小夏の取材に行かせてもらう予定です。
1年かけた四万十の旬でつくるシュトーレンを注文するにはこちらをクリック
2024年3月30日